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2017年12月20日水曜日

技術系同人誌と一般的な同人誌の違い

技術系同人誌 Advent Calendar 2017 20日目の記事です。
技術系の同人誌と、一般的なアニメ・マンガ・ゲーム等の同人誌との違いを考えつつ、技術系同人誌の目指すところって何だろうな?と考えたことがあったので、それをまとめてみました。

一般的な同人誌

ここで一般的と称するのは、コミケ(コミックマーケット)をはじめとした大手の即売会で大半を占める、漫画・小説・イラスト集・グッズ・ゲーム・音楽などを指すことにします。これらは、唯一無二のコンテンツであることが基本です。
一次創作はもちろんのこと、同じキャラクターを題材に描いたイラストでも、同じゲームを元にしたifシナリオ小説でも、同じ音楽をもとにした二次創作音楽でも…制作者が違えばまったく違う価値を持ちます。仮にネタが多少被ったとしても、問題になることはそうそうありません。

技術系の同人誌

一方、技術系の同人誌、特にソフトウェアの場合、独自技術を発表する人はレアです。結構な割合で「○○やってみた」と「○○解説した」なのではないかと思います。○○は既存のソフトウェアだったり、Webサービスだったり、プログラム言語だったり、アルゴリズムだったり…。その○○をテーマにした同人誌を作るとなると、同人誌という制作・頒布形態であっても、一般的なものとは全然違ってきますね。公開情報がたくさんあるテーマなので、技術系同人誌に手を出した当初は方針に困ったものです。
あれこれ考えて、では技術系なら、そして商業誌やWeb上の情報とできるだけ違う方向を目指すならどうなるだろうかと、整理したのが以下の項目です。これから執筆活動を始めてみようかという人や、迷いのある人の参考になればと…。
  • 新鮮味:生まれたてで情報量のまだ少ないものや、時事ネタをテーマにする
  • 面白み:面白いことをやって面白くまとめる、要文才 or 画才
  • 伝え方:学習しづらい or 誤解されがちなものの解説
うちのメインテーマであるネットワーク下層周りは、そんなに新しいネタは出ないわりに、なかなか理解がされていないと現場で感じる場面が多いものです。そのため、現在3つめ方針で、次回の技術書典を目指しております。
2017年12月3日日曜日

最後のスライドを1枚削ろう

プレゼン研究会 Advent Calender 2017 3日目の記事です。

エンジニアのためのプレゼン技術研究会のAdvent Calendarなのですが、それに未参加でも書いて良いということでしたので、参加させていただきました。個人的に、今年は有料カンファレンスで登壇することがあり、プレゼンについては色々考えることがあった…のですが、この記事の内容は大したことはない小ネタです。小ネタとはいえ、私のスライドでは社外発表でも社内発表でも、LTの類でも適用しているものではあります。

最後の一枚


この「全面ご清聴」をやめませんか、という提案です。

日本Twitterに育まれた「フォロー外から失礼します」か、あるいはさらに歴史ある「シャウト失礼します」を引き合いに出すべきか。参加者としては「その一枚前のまとめのスライドを映しておいてほしいなあ」 と思いませんか。質問したい内容をアレで思い出すこともありますし。プレゼンの単調な喋りが終わり途切れると急に目が覚めるケースが多々あるから主張している、というわけではない…決して…

高橋メソッドとか、海外でよく見かける高橋メソッド+画像みたいなスタイルとかだと、ご清聴どころかGood Afternoonから始まることもあるくらいで、現在主流と思われる読み物系プレゼン資料とはまた別物ですけども。