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2016年7月9日土曜日

Mesosの今後が不安な話

Apache Mesosの開発に大きく貢献している企業にMesosphereがあります。開発者の一人である Benjamin Hindman 氏が筆頭に居て、商用サポートなどやっている企業です。よくあるパターンですね。

そのMesosphereは最近、DC/OSというソリューションに注力しています。ドキュメントのOverview -> Architectureから全体図が確認でき…るかと思いきや、抽象的な図でいまいちわかりませんが、これはMesosとその他いくつかのコンポーネントを組み合わせた上位パッケージのようです。

気になっているのは、MesosphereがMesos単体の便利ツールを放棄していることです。mesos-cliとかplaya-mesosとか、どちらも「DC/OS版に移行せよ」と書き残して取り潰しです。オープンソースなので、引き継いでメンテすりゃいいというのは真理だけども…
単にMesosからDC/OSに名前が変わっただけならそれで良いですが、これらは別ものです。日本語の紹介記事をみたところ、無料使用可能なバージョン(Community Edition)はAWSでしか動かないとのこと。いずれAWS以外にも多少は拡張されるのでしょうが、とにかく制限のついたソフトウェアであり、ツールがDC/OS用に移行してしまうのは困ります。Community EditionとかEnterprise Editionとかの記載、今公式を見に行ったらなかなか見つからなくて、現在の状況もよくわかりません。

Spark周りのジョブ管理をどうしようか迷っているなかで、MesosにするかYARNにするかという選択で迷っています。Mesosの方が機能面ではいけている感じがするのですが、周辺の状況が不安。どうしようかなあ。

2016/07/25追記:
めんどくさい制限エディション制はなくなって、いまは機能制限なしのOSS版とそれの有償サポートという、ありがちな形に落ち着いているそうです。先の紹介記事を書かれた方に、July Tech Festa 2016で直接お聞きしました。ライセンスや機能制限方向については、不安に思わなくてもよいようです。

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